「マンションのフローリング張り替えって、戸建てと何か違うの?」
リフォームを検討していると、そんな疑問が出てきませんか?
実はマンションの場合、戸建てにはない管理規約の確認や遮音等級のルール、近隣への配慮など、工事前に押さえておくべきポイントがいくつかあります。
この記事では、築20年超のマンションでLDK・廊下・和室のフローリングを張り替えたわが家の実体験をもとに、工事前に知っておいてよかったこと・後から気づいたことをまとめました。
ともりのリフォーム工事の全体像と費用の内訳はこちらにまとめています↓
▶【マンションフローリング】リフォームをまとめてやった結果と後悔したこと
▶【マンションフローリング】リフォーム費用150万円の内訳はこちら
マンションのフローリング張り替えが戸建てと違う理由


フローリングの張り替え自体は戸建てもマンションも基本的な工事の流れは同じです。
ただし、マンションには集合住宅ならではの制約がいくつかあります。
大きく分けると次の3つ↓
- 管理規約で使えるフローリング材が決まっている(遮音等級)
- 近隣住戸への音・振動への配慮が必要
- エレベーターや共用部の養生が必要になる
戸建てなら「好きな素材を選んで張り替えるだけ」で済むところが、マンションでは事前確認の段取りが一つ多くなります。



このあたりはマンションリフォームの経験が豊富な工務店さんを選ぶと安心ですね
工事前に確認すること①|管理規約と遮音等級


マンションでフローリングを張り替える前に、まず管理規約を確認する必要があります。
マンションによっては、使用できるフローリング材に「遮音等級」の基準が定められている場合があります。
遮音等級とは?
遮音等級とは、床材が音をどれだけ遮断できるかを示す基準。
マンションでは下の階への生活音(歩く音・物を落とした音など)が問題になりやすいため、一定以上の遮音性能を持つ床材しか使えないケースがほとんどです。
一般的によく見られる基準は「LL-45」または「LL-40」以下。数字が小さいほど遮音性能が高いことを示します。
| 等級 | 遮音性能の目安 |
|---|---|
| LL-40 | かすかに聞こえる程度 |
| LL-45 | 少し聞こえる程度 |
| LL-50 | 聞こえるが気にならない程度 |
管理規約の「リフォームに関する規定」に書いてあることが多いので、まずそこを確認してみてくださいね。



規定の確認をしたところ、わが家のマンションでは特に制限はありませんでしたが、下の階への配慮として工務店提案のLL-45を選びました
遮音対応フローリングは通常より高い


遮音性能を持つフローリング材は、一般的な床材より材料費が高くなります。
戸建て用のフローリングと比べると価格差が出ることも多く、これがマンションのリフォーム費用を押し上げる一因にもなっています。
わが家ではLIXILの遮音対応フローリング(ラシッサ:ナチュラルオークF(DK))を使用。
素材選びの詳細はこちらの記事にまとめています。
▶ LDKフローリングリフォーム体験談|色選びで一番悩んだこと
管理組合への届け出が必要なケースも
マンションによっては、フローリングの張り替えに際して管理組合への事前申請が必要な場合があります。
使用する床材の遮音等級を証明する書類の提出を求められることも。
工事の着工前に管理規約を確認し、必要であれば管理組合への届け出を済ませておきましょう。
信頼できる業者であれば、このあたりの手続きもサポートしてくれます。
わが家が工事前に提出した書類はこの3つ↓
- 工事発注書→工務店へ
- 専有部分修繕等工事申請書→マンション管理組合へ
- 解体等工事に係る事前調査説明書面※→労働基準監督所または自治体
※解体等工事に係る事前調査説明書面は、大気汚染防止法の石綿使用に関するもので2006年9月以前の建築物に必須
工事前に確認すること②|近隣への挨拶と養生


マンションでの工事は、音や振動が上下左右の住戸に伝わります。
工事前の近隣挨拶は、トラブルを防ぐためにも必ずやっておきましょう。
挨拶の範囲の目安
一般的には上下階・左右の住戸・向かいの住戸が挨拶の範囲とされています。
工務店に確認すると、どの範囲まで回るべきか教えてもらえます。



わが家では工務店さんが1Fエレベーター横の掲示板と、近隣住戸へ「いつからいつまで工事があります」という書面を配布してくれました
共用部の養生も必要
工事の資材搬入・搬出の際は、エレベーターや廊下などの共用部を使います。
資材や工具で壁や床を傷つけないよう、共用部の養生が必要です。
これも信頼できる業者であれば対応してくれますが、マンションによっては管理組合への事前連絡が必要な場合もあります。
作業時間のルール
マンションでは管理規約で工事可能な時間帯が定められていることがほとんど。
わが家の工程表にも「作業時間は9時〜17時00分まで」と明記されていました。
これは業者側も把握していますが、念のため確認しておくと安心です。
フローリング張り替えの工期の目安|わが家の実例


「工事中、どのくらい家が使えなくなるの?」というのは、リフォームを検討するうえで気になるポイントのひとつだと思います。
わが家の工期は実質2週間(2026年1月7日〜1月21日)。
土日を除いた実働日数は10日間でした。
工程表で見る工事の流れ
工務店からもらった工程表をもとに、工事の流れを整理するとこうなります。
| 時期 | 工事内容 |
|---|---|
| 1月7日(水) | 養生・荷物移動 / 既存フローリング・襖の撤去 / 電気切離し / 建具枠・フローリング材の搬入 |
| 1月9日(金) | レベラー工事1回目(和室のコンクリート打ち) |
| 1月13日(月) | レベラー工事2回目 / 建具廻り・フローリング張り / クロス(壁紙)工事開始 |
| 1月19日(月) | 建具吊り込み |
| 1月20日(火) | ソフト巾木の施工 / 電気接続 |
| 1月21日(水) | 片付け・清掃 |



工程表で「どの日に何をやるか」がわかり安心できたし、毎日作業後には工事の進捗報告もありました
工期を長くした主な要因:レベラー工事の乾燥時間


工期が2週間になった最大の理由は和室のレベラー工事。
畳を撤去したあとにコンクリートを流し込み、乾燥させてからフローリングを張るという工程です。
コンクリートの乾燥期間が必要になるので、その分工期が延びました。
LDKや廊下だけであれば、工期は1週間程度で収まることが多いようです。
「予備日」があると安心
工程表の最終日に「予備日」が設けられていました。
進捗が遅れた場合やちょっとした手直しに使う日で、わが家では大きな問題がなかったため使わずに済みました。
予備日が設定されている業者は、スケジュール管理が丁寧な証拠のひとつだと思います。
工事中の生活への影響と準備しておくこと
「住みながら工事ってどんな感じ?」というのも、よく聞かれる疑問です。
わが家は工事中も自宅に住み続けながらリフォームを進めました。
実際に感じた影響と、やっておいてよかった準備をまとめます。
工事中に感じた生活への影響
✅️家具の移動が必要
工事前に自分たちでリフォームする部屋の家具を移動。
一時置き場が確保できない大型家具や冷蔵庫は、工事の進捗に合わせて業者さんが移動してくれました。
事前に「何を移動するか、しなくても大丈夫か」の段取りが必要です☝️




✅️部屋が使えない時間帯がある
特にレベラー工事中の和室は、乾燥が終わるまで入れません。
普段使いの物は別の場所に移しておく必要があります。
キッチンも時間帯によっては使えないときがあります↓


✅️工事の音と粉じん
既存フローリングの撤去や切断作業は音が出ます。



日中家にいると少し落ち着かないときも
養生は業者さんがやってくれますが、どうしても細かな粉塵は残ります。
別室や引き出しなどに移動できるものは、なるべく移動しておくのが賢明です。




✅️電気が一時的に使えない
電気切離しの工事がある場合は、一部の時間帯で電気が使えない状態になることがあります。
事前に確認しておくと安心です。





水回りリフォームのときほど不便ではありませんでしたが、「いつもの生活」とは違う2週間は案外長く感じました
工事前にやっておくとよかったこと
- 不用品の処分を先に済ませる:家具を移動するタイミングで「この機会に捨てよう」と思っても、処分に時間がかかります。工事の2〜3週間前には不用品整理を終えておくとスムーズです
- 貴重品・精密機器の保護:工事中は粉じんが出るため、貴重品や電子機器は別の場所に移しておくと安心です
- 巾木の色を事前に指定する:わが家は巾木の色指定を業者任せにしてしまい、フローリングとの色合いが微妙にちぐはぐになりました。床・壁・建具の色に合わせて巾木の色は必ず事前に確認しておくことをおすすめします
まとめ|マンションのフローリング張り替えを検討中の方へ


マンションのフローリング張り替えで押さえておきたいポイントをまとめると↓
| 確認事項 | ポイント |
|---|---|
| 管理規約の確認 | 遮音等級(LL-45以下など)の基準を確認する |
| 管理組合への届け出 | 申請が必要なマンションもある |
| 近隣への挨拶 | 上下階・左右・向かいの住戸へ工事前に挨拶 |
| 共用部の養生 | エレベーター・廊下を資材搬入で使う際に必要 |
| 工期の目安 | LDK+廊下のみ:約1週間 / 和室追加:約2週間 |
| 工事中の準備 | 家具移動・不用品処分・巾木の色指定を事前に |
知っておけば難しいことは何もありません。
信頼できる工務店さんが見つかれば、ほとんどサポートしてもらえます。



まずは見積もりを取るところから始めてみてください
リフォームを本格的に考え始めたら、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
同じ工事内容でも業者によって金額に差が出ることがあり、1社だけでは相場感がつかめません。
こちらの記事も参考にしてください↓


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